精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道

てるみ。2年生の頃から同じクラスで、3年生以降も同じクラス。手渡しで手紙ももらっていて、小学生までは仲良しだった。高学年では、バドミントンが大好き過ぎという印象があった。6年生になると、ショートヘアにしたのがかっこいいと思った。しかし、小学校中学年頃に遊んだとき、理不尽なこともあった。

その友達は、学区内でも遠い場所に住んでいて、冬はスクールバスで通うほど家が遠かった。風が強かった日に、てるみの家に向かう途中にある橋で、小さなクワガタムシがいた。自分が先に見つけた。当時はお互いの自宅で、クワガタムシを飼っていた。自分は子どもの頃、カブトムシやクワガタムシといった、大きめのコウチュウが怖かった。脚にあるトゲが、捕まえると痛かったため。先に見つけたのは自分なのに、てるみに拾ってもらったら、​「先に捕まえたのはてるみだ」と言い張られ、クワガタはその子の家のケージに入れられてしまった。自分の手元に残ったのは、わずかな飼育マットと昆虫ゼリー。本当に気に食わなかった。