全校集会で、同じ学校の生徒が万引きをしたと知らされたとき、心に強く刻まれた思いがある。それは「同じ学校のひとりの生徒として恥ずかしい」という感覚だ。白いTシャツに一滴落ちた黒いインクが目立つように、誰かひとりの過ちが、学校全体のイメージを決めてしまう。自分自身が「目立つ存在」だったからこそ、学校の足を引っ張らないようにという意識を、小学校高学年の頃から強く持っていた。