精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道

合唱コンクールは、中学時代に戻れるなら、その時期に戻りたいくらい。ピアニストは自分が指名し、運動部の男子になった。アカペラの課題曲と、抽選で選ばれた曲。怪獣には心があり、人への愛を知るために砂漠を出て、海のある場所へ旅に出る曲。自分の担当はソプラノ。アルトの人があまりやる気がなさそうで、本番では金銀銅は無理だと思った。最後のかけ声を出すとき、裏声ではなく、力強い声になってしまった。

しかし、結果は金賞。のちに知った評価の点は、最後のかけ声がよかったらしい。コンクール会場と自宅は近いのに、公衆電話を使う人の列に並んで、学校が休みで自宅にいた裕喜(ゆうき)に報告した。