白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

キーンコーンカーンコーン。



な、なんてタイミングの悪い⋯⋯。


まあ⋯⋯全部。あとで聞けば、いいよね‼


そう軽く思っていたこの時の私を私はあとになって、恨むことになるのです⋯⋯。

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放課後になって、みんなぞろぞろと帰る中。


「はーまべっ」


私は自分から浜辺に話しかけた。


だって、黒い手袋の謎⋯⋯気になるもん。


「あ、ちょっと待ってください、今準備しますんで⋯⋯」


「いいからはやく‼」


ハフハフしながら浜辺の右手をとる、と。


「触らないで‼‼」


突然、浜辺が声を荒げて、手が振り払われる。前にあのガタイのいい男に振り払われた時より、力は強くなかった。けど、なんだか、その時より、心につよく突き刺さった。


私は金縛りにあったみたいに動けなくなる。