白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

少しの沈黙の後、私はドキドキしながらも、意を決心して、口を開いた。


ちゃんと、謝ろう。


「あ、あのっ‼」


「へ」


「⋯⋯朝、ぶつかって⋯⋯逃げちゃってごめん‼‼ それとこの前は助けてくれてありがとう‼‼」


勢いに任せて言い切った。ちゃんといえたことに、安堵する。


浜辺は少し目を見開いたけど、すぐに優しい目をして言った。


「そんなこと、全然気にしてませんでしたよ。まあ、走るのは危ないと思いますけど⋯⋯」


浜辺はそう笑顔で言った。


始めてみた、いつも真顔の浜辺の笑顔。


私の胸に、何かが刺さった。痛くない心地良い、なにか⋯⋯って、何言ってんのよ、私‼‼


「声しなくなったし‼ 多分もうだいじょうぶ‼ いこう‼」


私が圧を強めに言うと、浜辺は頷いて立ち上がった。


あ、焦ったあ〜⋯⋯ちょ、ちょっと、びっくりした⋯⋯。


少し警戒しながら、立ちあがって外をみたとき⋯⋯私は自分の運の悪さに気がつくこととなる。