白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

「え、なに⋯⋯いや、大丈夫ですから。気にしないでください」


「無理。あんたに拒否権、ないから」


私がムッとして言うと、浜辺はブンブンと首を振る。


「誰にでも、拒否する権利はあります」


そう言ってなかなか絆創膏を受け取らないのにイラッとする。


変なプライド持ちやがって⋯⋯権利とか、そういう問題じゃないんだけど???


人があげるって言ってんだから、素直に受け取ってよ。


なかなか受け取らない浜辺に私はしらを切らしてしゃがんでいた浜辺のほおつまむ。


「いだっ⋯⋯ちょ、びどいでず⋯⋯」


そう訴えてくる浜辺を無視して、そのほおに優しく絆創膏をペタっと貼った。


「これでよおし‼‼」


なぜか勝った気分になって、ニヤッと浜辺み、る⋯⋯。


――って、近っ‼


びっくりして思わず私が後ずさりし、再度、浜辺の顔を見る。浜辺がめちゃくちゃに赤い顔をしているのに気づいて、バッと顔をそらした。