「教室まで来てね。着替えちゃダメだよー」
「おい待て山都!」
追いかけようにも料理を運んでる途中だ。
山都はあっという間に走っていってしまった。
頭を抱えたい気持ちでいっぱいだったけど、お盆が邪魔だった。
*
こうなったらもうヤケクソだ。
文化祭の恥はかき捨て!
「お、ちゃんとそのままの格好だったね」
教室を出ると、さっきの格好そのままの山都が廊下にしゃがみ込んでいた。
よいしょ、と立ち上がる。
「不満そうだねー? うちのクラスの宣伝にもなるからいいんだよー」
だったら山都だけでも良くないか?
まぁ、俺だけただの制服っていうのも変か。
正直、この格好の山都と文化祭を回れるのは嬉しいけど、他の野郎に見せるのはもったいない。
山都が楽しそうだからいいか。
「さ、行こっか」
なんか、デートみたいだ。
口には出せなかったけど。
それからは文化祭フルコースだった。
まずは腹ごしらえ。
二年生のやってるカレー屋に向かう。
昼時を外してたせいか、そんなに混み合っていない。
「リューのカレーのがおいしいね」
なんて言いながらも、俺も山都も全部平らげた。
次は体育館へと向かう。
途中、二年のリュー先輩信者に捉まってからかわれた。
俺は恥ずかしくてしょうがなかったけど、山都は褒められてご満悦だ。
くそ、俺もちゃんと可愛いって褒めれば良かった。
体育館では生徒会主催のビンゴ大会をしていた。
ステージには豪華賞品が並んでいたけど、俺たちは当てることができなかった。
それでもなんか楽しく思ってしまうのは、文化祭マジックというやつか。
クラスの展示を見て回っていると、中庭を挟んで反対校舎にいたリュー先輩と目が合った。
やばい、いとしの妹と文化祭を回ってることがばれた!
これは絶対捕まえに来る!
俺と山都は慌てて逃げ出す。
校内を走り回っていると、リュー先輩を呼び出すアナウンスが聞こえた。
どうやらなにか係を放り出して俺たちを探してたらしい。
階段の踊り場で俺たちは肩で息をして、目を合わせてぷっと吹き出してしまった。
「おい待て山都!」
追いかけようにも料理を運んでる途中だ。
山都はあっという間に走っていってしまった。
頭を抱えたい気持ちでいっぱいだったけど、お盆が邪魔だった。
*
こうなったらもうヤケクソだ。
文化祭の恥はかき捨て!
「お、ちゃんとそのままの格好だったね」
教室を出ると、さっきの格好そのままの山都が廊下にしゃがみ込んでいた。
よいしょ、と立ち上がる。
「不満そうだねー? うちのクラスの宣伝にもなるからいいんだよー」
だったら山都だけでも良くないか?
まぁ、俺だけただの制服っていうのも変か。
正直、この格好の山都と文化祭を回れるのは嬉しいけど、他の野郎に見せるのはもったいない。
山都が楽しそうだからいいか。
「さ、行こっか」
なんか、デートみたいだ。
口には出せなかったけど。
それからは文化祭フルコースだった。
まずは腹ごしらえ。
二年生のやってるカレー屋に向かう。
昼時を外してたせいか、そんなに混み合っていない。
「リューのカレーのがおいしいね」
なんて言いながらも、俺も山都も全部平らげた。
次は体育館へと向かう。
途中、二年のリュー先輩信者に捉まってからかわれた。
俺は恥ずかしくてしょうがなかったけど、山都は褒められてご満悦だ。
くそ、俺もちゃんと可愛いって褒めれば良かった。
体育館では生徒会主催のビンゴ大会をしていた。
ステージには豪華賞品が並んでいたけど、俺たちは当てることができなかった。
それでもなんか楽しく思ってしまうのは、文化祭マジックというやつか。
クラスの展示を見て回っていると、中庭を挟んで反対校舎にいたリュー先輩と目が合った。
やばい、いとしの妹と文化祭を回ってることがばれた!
これは絶対捕まえに来る!
俺と山都は慌てて逃げ出す。
校内を走り回っていると、リュー先輩を呼び出すアナウンスが聞こえた。
どうやらなにか係を放り出して俺たちを探してたらしい。
階段の踊り場で俺たちは肩で息をして、目を合わせてぷっと吹き出してしまった。


