ドアを開けた瞬間。
「会いたかった!」
希、ほぼ飛び込む。両手を広げる。
「抱っこ!」
旬、笑う。
「はいはい」
軽く持ち上げる。自然すぎる動作。
希は首に腕を回して、ぎゅっとくっつく。
「会いたかったね」
旬、低く言う。
「うん」
抱きしめたまま、少しだけ揺れる。
さっきまでそれぞれの世界で戦ってた2人。
今は、ただの恋人。
希が小さく言う。
「なんかさ」
「うん?」
「外、ちょっと疲れた」
正直な声。旬は抱く力を少し強める。
「だろうな」
旬がぽつり。
「俺たち、結構がんばったね」
希、顔を上げる。
目がやわらかい。
「うん。ちゃんと並べてた?」
旬、即答。
「並んでた。俺、逃げなかった?」
「逃げてない」
希は少し笑う。
「私も逃げなかったよ」
旬の胸に額を当てる。
「変なこと言われても」
「うん」
「旬と出会った時のこと思い出してた」
旬の喉が動く。
「青山不動産の社員と、空間デザイナー」
希、くすっと笑う。
「そう。顔がこわかった。でもなんか気になって。」
「希も」
「仕事中だからね」
笑い合う。
でもすぐ、静かになる。
希が小さく言う。
「肩書きなくても、好きだったよ」
旬、一瞬止まる。
「……俺も」
抱きしめ直す。
「だから大丈夫」
希は頷く。
「うん」
少し沈黙。
でも重くない。
旬が囁く。
「今日さ」
「うん?」
「やっと実感した」
「なにを」
「俺たち、ちゃんと強い」
希、嬉しそうに笑う。
「知ってた」
「生意気」
旬はソファに座る。
抱っこしたまま。
希はまだ降りない。
「降りろ」
「やだ」
「重い」
「嘘」
旬、笑う。
「まあいい」
しばらくそのまま。
静か。
希が小さく言う。
「外で何言われてもさ」
「うん」
「ここで抱っこされてたらどうでもよくなる」
旬は額にキス。
「じゃあ一生抱っこだな」
希、照れながらも即答。
「うん」
外で戦って、
家で充電する。
強くなった2人の、静かな夜。
「会いたかった!」
希、ほぼ飛び込む。両手を広げる。
「抱っこ!」
旬、笑う。
「はいはい」
軽く持ち上げる。自然すぎる動作。
希は首に腕を回して、ぎゅっとくっつく。
「会いたかったね」
旬、低く言う。
「うん」
抱きしめたまま、少しだけ揺れる。
さっきまでそれぞれの世界で戦ってた2人。
今は、ただの恋人。
希が小さく言う。
「なんかさ」
「うん?」
「外、ちょっと疲れた」
正直な声。旬は抱く力を少し強める。
「だろうな」
旬がぽつり。
「俺たち、結構がんばったね」
希、顔を上げる。
目がやわらかい。
「うん。ちゃんと並べてた?」
旬、即答。
「並んでた。俺、逃げなかった?」
「逃げてない」
希は少し笑う。
「私も逃げなかったよ」
旬の胸に額を当てる。
「変なこと言われても」
「うん」
「旬と出会った時のこと思い出してた」
旬の喉が動く。
「青山不動産の社員と、空間デザイナー」
希、くすっと笑う。
「そう。顔がこわかった。でもなんか気になって。」
「希も」
「仕事中だからね」
笑い合う。
でもすぐ、静かになる。
希が小さく言う。
「肩書きなくても、好きだったよ」
旬、一瞬止まる。
「……俺も」
抱きしめ直す。
「だから大丈夫」
希は頷く。
「うん」
少し沈黙。
でも重くない。
旬が囁く。
「今日さ」
「うん?」
「やっと実感した」
「なにを」
「俺たち、ちゃんと強い」
希、嬉しそうに笑う。
「知ってた」
「生意気」
旬はソファに座る。
抱っこしたまま。
希はまだ降りない。
「降りろ」
「やだ」
「重い」
「嘘」
旬、笑う。
「まあいい」
しばらくそのまま。
静か。
希が小さく言う。
「外で何言われてもさ」
「うん」
「ここで抱っこされてたらどうでもよくなる」
旬は額にキス。
「じゃあ一生抱っこだな」
希、照れながらも即答。
「うん」
外で戦って、
家で充電する。
強くなった2人の、静かな夜。
