君の未来予想図

 瀬名は音の方へ歩いていった。音は友達と仲良さそうに話していた。
「桐ちゃんは吹部に入るんでしょ。トランペット吹けてすごい。管楽器吹けるってうらやましい。」
「でも音ちゃんはピアノめっちゃうまいじゃん。自信持ちなよ。そうだ、ソロコンに出る時、伴奏してくれない?」
「桐ちゃんが私でいいのなら喜んでやるよ。」
そんな音たちの楽しそうな会話に入っていくのは忍びなかったが、すぐに帰宅してしまう彼女には今聞くしか無かった。
「ねえ西園寺さん、ちょっと今いい?」
「え、私ですか。は、い。」