「瀬名〜ちょっとぐらい宿題写させてよ。」
「はあ〜、論お前いつもやってこないじゃん。今日ぐらいは自分でやれよ。」
「いいから貸せよ〜、今度駅前のパフェ奢ってやるから。」
「っそれなら、、、いやだめだ。自分でやりな。あ、ねちょっと強引に取るなよ。」
ガタッ、、
「ごめん、西園寺さん大丈夫?」
「あっ、、えっと、、、大丈夫です。」
あれから1か月。論とは同じクラスな上、席も隣。毎日のように話している。宿題は毎日見せろって言ってくるけど。やっぱりこの高校に来て大正解だ。ただ一つ気になることがある。前の席はあの漆黒の髪を持つ彼女だった。俺の初恋のあの人だ。名前も同じだ。香りも同じだ。でも髪色が違う。「音」はミルクチョコレートのような優しいブラウンだった。そして何より彼女はもっと快活で、休み時間も音の周りに集まった友達と賑やかにお喋りする子だった。だが、今の彼女はずっと本を読んでいるか、たまに話しかける論の後ろの席の安藤桐と話すだけだ。
あの日家に帰ってから母に聞いた。音が通っていた椿ヶ丘は中高一貫で、高校まで行けた。そう、だから僕は音と同じ大学に入れるように頑張ろうとしてたんだ。でも音はうまく馴染めず高校はこっちに戻ることになったらしい。音はそんな性格ではないはずだ。少なくとも僕の記憶の中では。何かあったんだろうか。
「はあ〜、論お前いつもやってこないじゃん。今日ぐらいは自分でやれよ。」
「いいから貸せよ〜、今度駅前のパフェ奢ってやるから。」
「っそれなら、、、いやだめだ。自分でやりな。あ、ねちょっと強引に取るなよ。」
ガタッ、、
「ごめん、西園寺さん大丈夫?」
「あっ、、えっと、、、大丈夫です。」
あれから1か月。論とは同じクラスな上、席も隣。毎日のように話している。宿題は毎日見せろって言ってくるけど。やっぱりこの高校に来て大正解だ。ただ一つ気になることがある。前の席はあの漆黒の髪を持つ彼女だった。俺の初恋のあの人だ。名前も同じだ。香りも同じだ。でも髪色が違う。「音」はミルクチョコレートのような優しいブラウンだった。そして何より彼女はもっと快活で、休み時間も音の周りに集まった友達と賑やかにお喋りする子だった。だが、今の彼女はずっと本を読んでいるか、たまに話しかける論の後ろの席の安藤桐と話すだけだ。
あの日家に帰ってから母に聞いた。音が通っていた椿ヶ丘は中高一貫で、高校まで行けた。そう、だから僕は音と同じ大学に入れるように頑張ろうとしてたんだ。でも音はうまく馴染めず高校はこっちに戻ることになったらしい。音はそんな性格ではないはずだ。少なくとも僕の記憶の中では。何かあったんだろうか。
