入学から少し経ったある日、論は僕にこう聞いた。
「なあ、お前何抱えてるんだ。」
その言葉に僕の心臓がビクッとなった気がした。
「いや別になんも。」
「何も抱えてない奴がそんな悲しい顔でいるわけないだろ。何でも相談しろよ、この熱い男に。受け止めてやるから。」
論の熱さに負けた僕は心に秘めていた思いを全てさらけ出した。
「そっか、それは悲しかったな。西園寺ちゃんの将来を考えると、止められないよな。」
目からポロリと涙が溢れた。
「ごめん、つらかったのによく言ってくれた。」
「っぼくだって、、っ、僕だって、音と一緒の中学校生活、っ、高校生活も送りたかったんだよぉっ、」
急に論に肩を掴まれた。思わず一歩後ろに下がる。
「なあ瀬名、お前勉強をもっと頑張ったらいいんじゃないか。いや、もちろんお前がどれだけ努力してるかは知ってるし、神崎中で瀬名に敵う奴は誰一人いない。でも椿ヶ丘に行った、西園寺ちゃんと同じ大学に行こうとするなら、もっと勉強は必要だろ。それを目標にしたら頑張れるんじゃないか。」
「…っ、音と同じ大学を目指せばいいの、か。」
「俺も頑張って勉強するから、瀬名と一緒の高校、大学に行けるように…」
「ろ、ん、っ、僕のためにそこまで、、でもそんなんで決めていいのか。」
「いいよ、俺、瀬名に勝ちたいもん。追いかけてるだけは嫌だし。」
そう言って、僕の頬を流れていた涙をそっとハンカチで拭ってくれた。ありがとう、論。お前がいなかったら僕はここにいない。
「なあ、お前何抱えてるんだ。」
その言葉に僕の心臓がビクッとなった気がした。
「いや別になんも。」
「何も抱えてない奴がそんな悲しい顔でいるわけないだろ。何でも相談しろよ、この熱い男に。受け止めてやるから。」
論の熱さに負けた僕は心に秘めていた思いを全てさらけ出した。
「そっか、それは悲しかったな。西園寺ちゃんの将来を考えると、止められないよな。」
目からポロリと涙が溢れた。
「ごめん、つらかったのによく言ってくれた。」
「っぼくだって、、っ、僕だって、音と一緒の中学校生活、っ、高校生活も送りたかったんだよぉっ、」
急に論に肩を掴まれた。思わず一歩後ろに下がる。
「なあ瀬名、お前勉強をもっと頑張ったらいいんじゃないか。いや、もちろんお前がどれだけ努力してるかは知ってるし、神崎中で瀬名に敵う奴は誰一人いない。でも椿ヶ丘に行った、西園寺ちゃんと同じ大学に行こうとするなら、もっと勉強は必要だろ。それを目標にしたら頑張れるんじゃないか。」
「…っ、音と同じ大学を目指せばいいの、か。」
「俺も頑張って勉強するから、瀬名と一緒の高校、大学に行けるように…」
「ろ、ん、っ、僕のためにそこまで、、でもそんなんで決めていいのか。」
「いいよ、俺、瀬名に勝ちたいもん。追いかけてるだけは嫌だし。」
そう言って、僕の頬を流れていた涙をそっとハンカチで拭ってくれた。ありがとう、論。お前がいなかったら僕はここにいない。
