結局そうこうするうちに音は椿ヶ丘中に受かって、通うことになった。音との別れはとても味気ないものだった。楽しかった思い出も全て封印した。
僕の中学校生活の開幕は悲壮感が漂うものであった。原因を察していた母は静かに見守ってくれていた。毎週のように音のお母さんとやっていたお茶会も決してうちではやらないようになった。悲しみから立ち直れない僕を戻してくれたのが、今では親友の浅田論である。論はうるさかった。どうしようもないほどうるさかった。僕の気持ちとは真逆の彼が煩わしく、でもそれでいて彼の太陽のような性格がどこか僕の冷えきった心を溶かしていってくれるようだった。
僕の中学校生活の開幕は悲壮感が漂うものであった。原因を察していた母は静かに見守ってくれていた。毎週のように音のお母さんとやっていたお茶会も決してうちではやらないようになった。悲しみから立ち直れない僕を戻してくれたのが、今では親友の浅田論である。論はうるさかった。どうしようもないほどうるさかった。僕の気持ちとは真逆の彼が煩わしく、でもそれでいて彼の太陽のような性格がどこか僕の冷えきった心を溶かしていってくれるようだった。
