冷血プリンスの最上溺愛~幼なじみの卒業~

「もちろん!柊くんは一人の男の子…」



「…無いよね。俺のこと、眼中にないんだから」


前髪の隙間から覗く群青色の瞳が私を捕えたまま、逃がさない。



へ……。



ブランコから立った柊くんが一歩一歩近づいてくる。


「…少しは俺のこと見て」



柊くんの顔が耳元に近づいて、吐息交じりのその声が耳に吹きかけられた。



え…あ…。


何故か大きく跳ね上がった心臓が少し痛いくらいだった。