あの夏の海

私の家は5人家族でみんな仲がいい
今日は初めて「私も」海に連れていってくれた。
弟や妹は何回も言ったことがある。
羨ましかった、
だけど私も初めて連れて行ってもらえるんだ。
私の役割は荷物持ち。
こんな私に役割をくれてた
お父さんとお母さんには感謝しかない。
今は車の中
みんなで楽しく話してる声が聞こえる。
私はトランクの中。
とても寝心地がいいんだよ
景色とか見れないけど
車に乗せてもらっているだけありがたい。
今、車が止まった。
トランクが空く、そこにはキラキラと輝く海があった
私はみんなの荷物を持ち運びながらもあの海に飛び込みたくて仕方がなかった。
全てのに持つが運び終わり
テントを組み立てていると
お父さんとお母さんが言った
「お前も海に入っていいよ」嬉しかった。
初めて海に入っていいよと言われすぐに海へと飛び込んだ綺麗だった。
太陽の光が当たってキラキラと水面が輝く。
感動していると1匹の黒い小さな魚が居た。
その姿はまるで着いてこいと言ってるかのようだった。私は迷うことなく魚の行く道へとついて行った。
だんだん水面が深くなるが気にしない。
顔が着きそうになっても気にしない。
進み続ける。
そしたら急に魚が音沙汰無く消え去った。
その瞬間体が一気に重くなり水の中に押し付けられるような感覚が襲った。
必死にもがくがより水の中に入るだけ。太陽の光が肌を焼く、その感覚と息苦しさがよりリアルに感じられた
だけどふっと体が軽くなったまるで1枚の羽のようにふわふわ浮いている感覚。
気持ちがいいずっとこのままがいい、そう思い目をつぶった。
周りは騒がしい、
「早く!誰か居るわよ!」
「ダメだ…手遅れだ…」
そんな声が聞こえる
近くなのに、すぐ横なのに何故か遠く感じる。
目を開けたいが開かない
体を動かしたいが動かない
今度は急激に眠気が襲った
今のままなら寝てもいい、そう思い私は意識を手放した