◇ ◇ ◇ ◇
翌日。
昨日とは打って変わり、俺は朝から機嫌が良かった。武器商人に頼んでいた新しい剣が手に入るからだ。
自室の窓から外を眺めていると、微かに台車を引く音がした。
「来たか」
バルコニーに出、手すりに足をかける。城の二階はそれなりに高さもあるが、いちいち城内を抜けるのが面倒で外出時はいつもこうしていた。
「っ、!」
俺が手すりを蹴って飛び降りるのと、誰かが下から走り出てきたのは
ほぼ同時だった。
「どけろ!」
「きゃあ!?」
ぶつかるギリギリ、そいつの服をかすめながら地面に着地した。ガラガラとすごい音をたてて何かが崩れる。
「女!気をつけろ」
「も、申し訳ありません」
屈み込み、散らばった皿を拾い集めながら俺に頭を下げている。
── 見た事のない顔だ。白いコック服に、茶系のパンツを履いている。何より、髪が黒い。
翌日。
昨日とは打って変わり、俺は朝から機嫌が良かった。武器商人に頼んでいた新しい剣が手に入るからだ。
自室の窓から外を眺めていると、微かに台車を引く音がした。
「来たか」
バルコニーに出、手すりに足をかける。城の二階はそれなりに高さもあるが、いちいち城内を抜けるのが面倒で外出時はいつもこうしていた。
「っ、!」
俺が手すりを蹴って飛び降りるのと、誰かが下から走り出てきたのは
ほぼ同時だった。
「どけろ!」
「きゃあ!?」
ぶつかるギリギリ、そいつの服をかすめながら地面に着地した。ガラガラとすごい音をたてて何かが崩れる。
「女!気をつけろ」
「も、申し訳ありません」
屈み込み、散らばった皿を拾い集めながら俺に頭を下げている。
── 見た事のない顔だ。白いコック服に、茶系のパンツを履いている。何より、髪が黒い。
