「何ですって!?」
「ハル!ハル、どこ!?」
白い服の女も血相を変えて飛んでくる。
「そうだわ、あの子……銃声が怖くて動けなくなってるのよ!」
「ハル!出てきて、お願い!」
「ハル!」
燃え盛る炎に向かって呼ばれ続ける彼女の名前。
あまりの現実感の無さに呆然とする。頭が痺れて理解できない。
「崩れる、危ない!離れて!」
誰かがそう声をあげた瞬間、教会の天井が半分崩落した。周囲に響き渡る悲鳴。
まだ、この中に
いるのか?
『── 一緒に見られて良かった。』
「……どこだ!」
彼女の笑顔が過ぎった瞬間、呪いがとけたように駆けだした。
シスターの集団に飛び込み最初に声を上げた子の両肩を掴む。周囲の視線が俺に集中するのがわかった。
「ハルは最後にどこにいた!?」
「だ……誰?あなた」
「答えてくれ、頼む!」
記憶を手繰り寄せようとしているのか彼女の目が必死に泳ぐ。
「キッチンじゃない!?いつもお菓子を準備してくれてるから」
「そ、そっか!そうね」
別のシスターの口出しに、彼女も頷いた。
「どこにある」
「せ、聖堂の手前を左に折れて。一番奥……」
崩れかけの正門を睨む。
「ハル!ハル、どこ!?」
白い服の女も血相を変えて飛んでくる。
「そうだわ、あの子……銃声が怖くて動けなくなってるのよ!」
「ハル!出てきて、お願い!」
「ハル!」
燃え盛る炎に向かって呼ばれ続ける彼女の名前。
あまりの現実感の無さに呆然とする。頭が痺れて理解できない。
「崩れる、危ない!離れて!」
誰かがそう声をあげた瞬間、教会の天井が半分崩落した。周囲に響き渡る悲鳴。
まだ、この中に
いるのか?
『── 一緒に見られて良かった。』
「……どこだ!」
彼女の笑顔が過ぎった瞬間、呪いがとけたように駆けだした。
シスターの集団に飛び込み最初に声を上げた子の両肩を掴む。周囲の視線が俺に集中するのがわかった。
「ハルは最後にどこにいた!?」
「だ……誰?あなた」
「答えてくれ、頼む!」
記憶を手繰り寄せようとしているのか彼女の目が必死に泳ぐ。
「キッチンじゃない!?いつもお菓子を準備してくれてるから」
「そ、そっか!そうね」
別のシスターの口出しに、彼女も頷いた。
「どこにある」
「せ、聖堂の手前を左に折れて。一番奥……」
崩れかけの正門を睨む。
