終わる世界で君と

音楽を聴きながら歩いている時、嫌なことも全部忘れてぼーっとできるから嫌いじゃないかも。
そう思って行っただけなのに君はガッツポーズをしながらあからさまに喜んでいた。
さっきから君の考えていることがよくわからない。

私はずっと素っ気ない返事しかしていないのにこんなにも嬉しそうな人がいるとか、頭おかしい。
会った時から、昨日のことなんて何も知らないかのようなテンションで話している。

朝会った時も、意外と世間の人たちはあまり気にせず過ごしているのか。
と思っていたが、街の閑散具合を見るとそうでもないらしい。

昼間にしては明らかに静かすぎる気がする。


「昨日のやつ、見た?」

「みたみた、だから学校も休校なってんだろーきっと。まあ急に一年後地球滅んでるかも知れないって言われても実感湧かないよなぁ」

こんな話題を出しても君はさっきと同じようにニコニコしていた。