芹沢くんは攻略不能





教室の入口を見ると、まだ列が続いている。



「いやーほんと試作がんばった甲斐あるね!」



そう言うと、芹沢くんは少しだけ手を止めた。



「……まあな。」



それだけ言って、またお好み焼きをひっくり返す。



くるり、ときれいな丸が鉄板の上でひっくり返った。



私も負けじとフライ返しを差し込む。



「よし!いける!」



今度は崩れなかった!