芹沢くんは攻略不能





「次は豚玉3枚お願いしまーす!」



後ろから元気な声が飛んでくる。



「へ、3枚?!」



びっくりして思わず声が裏返ってしまった。



「ほら、もう並んでる。」



芹沢くんがあごで教室の入口を示す。見てみると、まだお客さんの列が続いていた。



「……がんばるしかないか。よし!」



私はもう一枚分の生地を鉄板に流し込む。



ジュッ、と音を立てて生地が広がった。