「……どいて。」 つい芹沢くんに見惚れてしまって、自分が席を間違えていることすら忘れていた。 「あ、ごめんね!」 芹沢くんは私に目もくれずそのまま席に座るとイヤホンをしてしまった。 「もー、萌音ちゃん何やってんのー!」 「いやー普通に間違えちゃった!」 隣の席の女の子に突っ込まれて、あははっと笑い飛ばす。