クズな僕とクズな君の星瞬讃歌

チャイムギリギリに教室に駆け込むと、クラスメイトである佐伯に声をかけられた。

『お前が遅刻スレスレなんて珍しいじゃん!』

「寝坊したんだよ」

『お前みたいな優等生が!?』

心底驚いた表情をした佐伯が別のクラスメイトにも僕が寝坊したことを言いふらしていく。
僕は成績優秀なしっかり者の優等生で通ってるため寝坊したことが信じられないのだろう。

『嘘だろ!?』

話を聞いたクラスメイトも驚いた声を出す。
寝坊は嘘だが、渚のことを話せばややこしくなりそうだったので話すのはやめた。

「僕だって寝坊くらいするよ」

『信じらんねー』

寝坊したくらいでこんなに騒ぐなんて、暇なのか?それともバカなのか?いや、両方か。僕はこういうなんも考えずに生きてても幸せに暮らせるやつが大嫌いだ。
そしてクラスメイトに醜い嫉妬ばかりする僕も大嫌いだ。
本当の僕はこんなに綺麗じゃない、汚くて醜いクズだ。