俺は嬉しかった。
「…見た事あるっていう場面が、何回もあるの?」
「そう! 最近だと一昨日!!
役場近くの本屋さんで偶然目にした本を手に取った場面なんだけど、見た事あるんだよね…」
「実際に……見た事あったんじゃないの?」
「無いよ!!!
そこの本屋さんにはその日生まれて初めて入って、その本も生まれて初めて見たんだよ! それなのにあの場面は絶対に見た事あるんだ!! …怖いだろ?」
「……怖かったように聞こえないんだけど?」
「怖かったよ!!!」
嬉しさのあまり明るく話してしまっているから伝わっていないのかもしれないけど、俺は本当に怖く感じた。
3回目だったからな…。
「…いつから、起こるようになったの?」
「1年前から」
「そんな前から?
どうして今まで話してくれなかったの?」
「変に思われたくないじゃん…」
「……今は私にそう思われても良いよね。
もう私を好きじゃないんだから」
綾嘉は中1の時に出来た俺の彼女。
でも俺は他に好きな人が出来て、綾嘉に別れを告げた…。
それから1週間、綾嘉は学校を休んだ。
その事を今日までずっと心配していたけど……今までと変わらない綾嘉で現れてくれた。
だから俺は嬉しかったんだ……。
「そういう意味で俺は綾嘉に話したんじゃ」
「幸せになって欲しい。
好きになった人と………。
そう…思いたかったな…」
「綾……嘉?」
この場面……。
3年2組の教室に綾嘉と俺、二人。
隣の席に座っている綾嘉の右手には、俺の嫌いな納豆の白いパック。
『これは…見た事…ある?』
「これは…見た事…ある?」
見た事…ある。
グチャッ!!!
「…見た事あるっていう場面が、何回もあるの?」
「そう! 最近だと一昨日!!
役場近くの本屋さんで偶然目にした本を手に取った場面なんだけど、見た事あるんだよね…」
「実際に……見た事あったんじゃないの?」
「無いよ!!!
そこの本屋さんにはその日生まれて初めて入って、その本も生まれて初めて見たんだよ! それなのにあの場面は絶対に見た事あるんだ!! …怖いだろ?」
「……怖かったように聞こえないんだけど?」
「怖かったよ!!!」
嬉しさのあまり明るく話してしまっているから伝わっていないのかもしれないけど、俺は本当に怖く感じた。
3回目だったからな…。
「…いつから、起こるようになったの?」
「1年前から」
「そんな前から?
どうして今まで話してくれなかったの?」
「変に思われたくないじゃん…」
「……今は私にそう思われても良いよね。
もう私を好きじゃないんだから」
綾嘉は中1の時に出来た俺の彼女。
でも俺は他に好きな人が出来て、綾嘉に別れを告げた…。
それから1週間、綾嘉は学校を休んだ。
その事を今日までずっと心配していたけど……今までと変わらない綾嘉で現れてくれた。
だから俺は嬉しかったんだ……。
「そういう意味で俺は綾嘉に話したんじゃ」
「幸せになって欲しい。
好きになった人と………。
そう…思いたかったな…」
「綾……嘉?」
この場面……。
3年2組の教室に綾嘉と俺、二人。
隣の席に座っている綾嘉の右手には、俺の嫌いな納豆の白いパック。
『これは…見た事…ある?』
「これは…見た事…ある?」
見た事…ある。
グチャッ!!!



