影の僕と光の君

春風は魔海の秘密を知っても本当に彼から離れなかった
「なんで僕から離れないの?」
魔海は春風に尋ねる
「…魔海くんのことが好きだからです」
春風はまっすぐに魔海を見つめる
「え?」
魔海の顔は熟した林檎のように赤く染まっていく
彼の瞳は以前と変わらず純粋な光を宿していた
春風は魔海の過去も全部受け入れた
彼の汚れた部分も全部ひっくるめて愛してくれた
「…俺は魔海くんの過去も…全部受け入れます 魔海くんがどんなに汚れていても、俺は…俺は…! 魔海くんのことが好きです…!」
春風の熱のこもった声が魔海に響く
こんなにも純粋な愛を初めて知った
「…僕なんかでいいの、?」
魔海の瞳からは涙がポロポロと零れている