影の僕と光の君

魔海は春風との関係が深まるにつれて自分の二面性や秘密を打ち明けるべきか悩むようになる
だってこんなに甘い感情を持ったのは初めてだったから
自分のせいで汚してしまうのならいっそ離れた方が…そんな魔海の前に春風が現れた
「魔海くん…なんで俺の連絡無視するんですか?」
彼は少し震える声で言う
「もう飽きたから」
魔海は感情を押し殺した冷たい声でそう答えた
春風の顔から血の気が引いていく
「…え…?」
彼は信じられないという表情をしていた
「最初から遊びだったんだ」
魔海は彼に事を突きつける
「…俺のこと、、遊んでただけ…だったんですか…?」
春風の声は今にも消えそうだった
その瞳は絶望の色に染まっている
魔海は彼の唇にそっと唇を重ねた
そして冷たい笑みを浮かべて囁く
「別れよっか ばいばい」
そう言って魔海は彼に背を向けて去っていく
残された春風はその場に立ち尽くし何も言えなかった
「…だって本当の気持ちに気づいちゃったから…僕のせいで汚したくない、」
影で静かに涙を零す魔海とは裏腹に彼の純粋な心が粉々に砕け散っていった