カワイイは最強!〜地味子のカワイイ・プロジェクト〜

「違うって。俺が泣かせたんじゃない。それより、例の件だけど」


「ああ、見つかったのか?」


「この子にしようと思うんだ」


ふたりしてわたしの存在を無視して何やら話してるけど、なんのこだかさっぱりわからない。

例の件ってなんだろう?


「え、マジで!? この子が今年のシンデレラ候補!?」


シンデレラ?なんのこと?


ふたりが何の話をしているのか、全くわからない。


「⋯⋯あの、何のお話ですか?」


おそるおそる尋ねると、


「ああ、新入生だからまだ知らないか」


皇月先輩が、わたしの方に視線を戻して言った。


「夢ヶ咲学園には、年に一度、生徒会が主催するカワイイ・プロジェクトっていう学校行事があるんだ」


「カワイイ・プロジェクト?」


訊き返したわたしに、皇月先輩が詳しく説明してくれた。