桜の時期には、

3.春が私を殺す

だからなんだというんだろう
薔薇たちが葉を出しはじめた奇跡が

春にまつわる全てのことが
忘れていた過去を思い出させる
狂った日々を思い出させる

麻薬を貼り付けた音楽が
インスピレーションをこじ開ける日々が
私をものすごい速さで殴り殺す
優しい微笑みが、そのあたたかさが

人との雑談が、誰かの小さなイラつきが
笑いが、仕事が、流れる毎日が

向き合わなければならないことが

毒を投与された実験動物のように
そうされることが幸せなように
ものすごい速さで私を殺していく

それは刹那くて、息ができないほどだ