「わぁ…綺麗…」
車で5分ほど走るとライトアップされた観覧車が見えてきた。
3年ぶりに見る観覧車は変わらず綺麗で見惚れてしまう。
車から降りて少し歩くと夜景スポットの展望台に着き、目の前には大きな観覧車が辺りを華やかに彩っている。
この3年、色んな事があったなぁ…
当時の私からすれば今の私なんて想像もつかないだろうし、あんな悲しい思いはもうしたくない。
だけど、
その辛い経験があったからこそ、雄太に出会えた。
隣に立っている雄太に視線を移すとパチッと目が合い数秒間の沈黙が続いた。
「…初めて美玲に会った時、“この人だ”って思ったんだ。」
「あの時、すごい見られてるって緊張した…」
私はクスッと小さく笑い「でも、すごく嬉しかったの。雄太の真っ直ぐな想いも優しいところも伝わってきたから…」
そう言うと雄太はいつものように私の肩を抱いてグイッと自分の方に引き寄せた。

