「雄太、帰ろ?」
そう言って私は右隣にいる雄太を少し見上げるように視線を向ける。
すると雄太は私に優しい視線を向けてくれてコクンと頷き、私の肩を抱いたままゆっくりと再び歩き出す。
「寒くない?」
「うん、大丈夫。夜カフェ、良かったね。」
そして2人の会話も再開し、スッと澤田の横を通り過ぎる。
そんな甘い雰囲気の私達に澤田は唖然としているようだった。
そう、私達はお互いすごく想い合っているんだから第三者が邪魔する隙何てない。
過去にどんな事があったとしてもそれは過去でしかない。
そう思ってたのに実際に数日後、こんな問題に直面するとはこの時は想像もしてなかった。

