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「まさか本当に行くとは思ってなかったけど…」


そう言って雄太はカフェモカを口に運ぶ



「じゃぁ…もし芸能界に行ってなかったら、結婚してた…?」


その言葉に雄太はカフェモカを飲むのをピタッと止めた。


嫌な質問だよね…

過去はどうしたって変えられないし、こんな事聞かれたって困るって分かってるのに…


「それもない。」


え……、



迷いなくキッパリと言い切った返答に私の方が呆気にとられてしまった。


10年も付き合って結婚は考えてなかった…?



「芸能界に行ったから別れたのはきっかけに過ぎない。
美玲に嫌われたくなくて言うべきか迷ってたけど、それが原因で美玲が不安になるような事はしたくない。

今から俺が勝手に話すから聞いてて…」


真っ直ぐ私の目を見ながら言ってきた言葉にコクンと頷いた。