指定された席に向かう途中で彼の名前を呼ぶ声に足を止めて視線を向ける。
「親父…」
彼がポツリと放った一言
え…、
えぇぇーーー!?
じゃぁ、あちらのご夫婦は彼のご両親……?;
ちょっと待って…
何でこんな時に………
私、どんな顔すればいいの…?
変な汗出てきた……;
もちろんご両親の視線は彼の隣にいる私へと注がれる。
「…そちらの方は?」
ドキッ…
「……結婚を前提に付き合いたいと考えてる。
正式に付き合う事になったらまた紹介する。」
シィーーーーン…
彼が言ってる事に嘘偽りはない。
だけど、私達の経緯を知らない人からしたら
何を言ってるんだ?
結婚を前提なのにまだ付き合ってないってどういう事だ?と思うに決まってる。
今、私の笑顔も絶対引きつってると思う…

