「ぇ、それでチューしなかったの!?」
「しーっ!!」
水族館デートから数日が経った。
今日はあずちゃんも出勤しているという事で3人で1Fの食堂に集まり昼食を食べながらお互いの近況報告をする。
「紗彩、声が大きいのよ;」
と、あずちゃんが柔らかくツッコミを入れてくれる。
「それでね、帰りにイタリアンのお店に行こうってなったんだけど…」
私は当日を思い返しながらポツリポツリと話を続ける。
「…雄太?」
水族館から車で10分ほど走った帰り道でイタリアンのお店に寄った時のこと。
レトロな雰囲気に包まれた店内はカジュアルなイタリアンで家族連れや恋人、友人などと食事を楽しむ人達で賑わっていた。
