「それでどうするの?」 どうって…… 「付き合ってみたら?」 紗彩とあずちゃんの視線が私に集まる。 「………分からない。」 俯きながら小さな声で呟く私に2人はガクッと肩を落とす。 もちろん素敵な人だと思う。 イケメンだし優しいし真面目そうだし、職業だって安定している。 付き合わない理由はないけど、それでも… 心の中で何度も私を呼ぶ優しい声がトラウマとなり、胸が締め付けられるように苦しくなる。 もう、あんなに悲しい思いはしたくない…