そんなコンなで毎日修行中!

「あのさ。単刀直入に聞くけど……」

「うん。なに?」


「月斗のどこが好きなんだよ」


「……え?」

「だっ、だから。月斗のどこを好きになったんだよ」

「ちょっと待って。誰が? えっ? 好きって、恋愛的な意味の?」

「しかないだろ」

「ち、違うよ⁉ そんなこと、思ったことないし」

「は? あんなに積極的にアプローチしといて、なんにもないは、さすがにないだろ」

「アプローチって……違うってば! 黒瀬くんが、人間がキライって言うから。野球部のみんなと仲よくなれれば、人間ギライもちょっとはよくなるんじゃないかと思って。それで、みんなの輪の中に入っていけるようにって、わたしも必死で」


「……は~、なんだよ、それ」

 和真が、折りたたみイスの背もたれにぐったりともたれかかって、天を仰ぐ。


「とにかく! 恋愛的な好きは、ぜーったいにないからっ!」

 わたしが言い切った直後、ガラガラッと大きな音を立てて、保健室の扉が開いた。