そんなコンなで毎日修行中!

 戦いが終わったのは現実。


 でも、さっきのスイーツてんこもりは、夢だったんだ。


 夢なら夢で、せめてひと口だけでも食べてから起きたかったぁ。


「まったく。あれほど言ったのに、無茶なことをするんだから、この子は」

 安堵のため息とともに、聞き慣れた声がする。


「お、お母さん……」

 胸元の勾玉を反射的にぎゅっと握りしめる。


「約束を破って、本当にごめんなさい」


 今までずっとこれがわたしを守ってくれていたんだ。

『なにがあっても絶対に手放さないように』ってお母さんに言われてたのに、これさえなければ……なんてお母さんのことを疑ったりもした。


 なにもかも、わたしのためだったのに。


「……でもね、お母さん。わたし、どうしてもみんなを助けたかったの!」

 わたしがお母さんの目をじっと見つめて言うと、お母さんは困ったような表情を浮かべてわたしのことを見る。


「でも、結局そのせいで、みんなを危険な目に遭わせるところだった。そのことも、ちゃんとわかってるから」

 お母さんが泣きそうな顔でこくこくと何度もうなずきながら、わたしの頭をなでてくれる。


「おばさん。李胡のことは、これからも俺がちゃんと見張ってますから。それに、今は俺だけじゃなく、月斗も白峰もいます。みんな、なんだかんだ言いながらも、李胡のことを心配して駆けつけてくれるヤツらです」

「……李胡がちゃんとわかってるってことはわかったわ。けど、今回みたいなことはもう絶対にしないで。わかった、李胡?」

「うん、わかった」


 まだ心配そうな顔をするお母さんに、「もう大丈夫だから」とわたしが言うと、お母さんは和真に「李胡のこと、おねがいね」と言い残して帰っていった。