えぇっ、今日の活躍のお祝いに、こんなにたくさん⁉
どれから食べよう。迷っちゃうよぉ。
こぼれ落ちそうなくらいたーっぷりの生クリームでデコレーションされたイチゴのショートケーキに、これでもかっていうくらい高く盛ったチョコレートパフェ。
それに、プリンと生クリームとカスタードクリームの入った超豪華なシュークリームや、キラッキラひかるフルーツポンチも。
ここはやっぱり……イチゴのショートケーキで決まりでしょ!
「いっただっきまーす!」
両手をパチンと合わせると、大きなフォーク片手に――。
うん? なんだか話し声が聞こえるような……。
「う、うーん……」
「李胡? 李胡、大丈夫か⁉ しっかりしろ!」
重いまぶたをゆっくりと押しあげると、目の前に心配そうな和真の顔があった。
「和真? ここ……」
「保健室だよ。飼育小屋の真ん前で倒れたんだよ、おまえ」
「飼育小屋の前……そっか。夢、じゃなかったんだ」
よく見ると、体操服姿の和真の頬やおでこに血がにじんでいる。
わたしのせい……だよね。
ごめんね、和真。
「ああ、大丈夫だ。終わったよ。白壁先生は……康哉の里の人が来て、連れていった」
「そっ……あぁぁぁぁ、夢かぁー……」



