そんなコンなで毎日修行中!

 しばらく考え込んだ様子だった康哉が「ちょっと待って」と言うと、革ひもを結び、その結び目に妖力を込める。


「これでうまくいくかはわからないけど……しないよりはましだと思う」

「わかった。さんきゅ」

 和真が康哉から受け取った勾玉をぎゅっと握りしめる。


「李胡、今助けるからな」

 和真が一歩一歩わたしに近づいてくる。


「ダメ……危ないよ、和真。来ちゃダメ……!」

「ほんと、いつだって俺がいやきゃダメなんだからな、李胡は」

 そう言って和真が笑顔を浮かべる。


 だけど、まるで炎の中を歩いてくるかのように、一歩一歩進むたびに和真がどんどんボロボロになっていく。


「ダメ……戻って!」

「違うな。俺がダメなんだよ。李胡がそばにいなくちゃ」

「和真……」

「だから、李胡は俺が絶対に助ける」


 和真……それはわたしだよ。

 和真がそばにいてくれるから、いつだってがんばれる。


「和真……!」

 和真に向かって必死に手を伸ばす。


 わたし、ずっとずっと和真と一緒にいたい……!


「李胡……!」

 和真もわたしに向かって手を伸ばし、指先がかすかに触れる。


 あともう少し……!