「ふんっ。まあまあだな」
「ちょっと、黒瀬くん。もっとちゃんとホメてよね」
あくまでもそっけない黒瀬くんに、口をとがらせる。
「でも、ちゃんと拘束しておかないと、普通に逃げられちゃうでしょ、これ」
「た、たしかに……!」
まとわりつく炎に動揺してもがいてくれているうちはいいけど、害がないと見抜かれたら終わりじゃん!
術の弱点を見抜かれ、慌てるわたし。
そんなわたしをふんっと鼻で笑うと、康哉がさっきのホースをもう一度ヘビに変える。
ジタバタともがき続けている先生の足元からグルグルと拘束すると、最後にヘビをホースへと戻した。
「おまえたち……絶対に許さないから」
先生がちゃんと拘束されたのを確認すると、わたしも先生にまとわりついたままだった自分の狐火を消そうとして――。
や、やばっ。力……制御できな……。
一度は制御できたかと思った妖力が突然暴れだす。
「李胡、どうした?」
「和真……早く……逃げて……」
「ほら、だから君は半人前だって言われるんだよ」
呆れたように康哉がため息をつく。
「封印をぶち破ったんだから、そう簡単には戻せない、か」
わたしが革ひもを引きちぎった勾玉を拾いあげながら康哉がつぶやく。
「ちょっと、黒瀬くん。もっとちゃんとホメてよね」
あくまでもそっけない黒瀬くんに、口をとがらせる。
「でも、ちゃんと拘束しておかないと、普通に逃げられちゃうでしょ、これ」
「た、たしかに……!」
まとわりつく炎に動揺してもがいてくれているうちはいいけど、害がないと見抜かれたら終わりじゃん!
術の弱点を見抜かれ、慌てるわたし。
そんなわたしをふんっと鼻で笑うと、康哉がさっきのホースをもう一度ヘビに変える。
ジタバタともがき続けている先生の足元からグルグルと拘束すると、最後にヘビをホースへと戻した。
「おまえたち……絶対に許さないから」
先生がちゃんと拘束されたのを確認すると、わたしも先生にまとわりついたままだった自分の狐火を消そうとして――。
や、やばっ。力……制御できな……。
一度は制御できたかと思った妖力が突然暴れだす。
「李胡、どうした?」
「和真……早く……逃げて……」
「ほら、だから君は半人前だって言われるんだよ」
呆れたように康哉がため息をつく。
「封印をぶち破ったんだから、そう簡単には戻せない、か」
わたしが革ひもを引きちぎった勾玉を拾いあげながら康哉がつぶやく。



