そんなコンなで毎日修行中!

「康哉!」

 一瞬防御の術の遅れた康哉に代わり、わたしが先生の狐火に向けて自分の狐火を放つと、先生の狐火の軌道がぐいんっとそれた。


「や、やった! ねえ、今の見た、和真⁉」

「見た見た! すげーな、李胡。ちゃんと一人でも特訓続けてたんだな!」

「あのさあ、そこの二人。まだなごんでる場合じゃないからね」

 喜びあうわたしたちを横目に、再び応戦する康哉。


「ほらあ。君たちがてこずらせるから、またしわが増えちゃったじゃない。あ、そうだ。とりあえずこの子たちからもらえばいいんだわ」


 ふふっと笑いながら、白壁先生が手をかざす先は――あの飼育小屋だ!


「ダメーっ‼」


 今、生気を吸い取られたら、みんな消えちゃう。


 もう、あったまきたーーーーっ!


 怒りで体の中が煮え立つように熱い。


 これを外せば……。


 今まで何度か体の中でなにかが渦巻くような感覚に襲われることがあった。

 たぶん……康哉の言ってることが本当なんだ。


 わたしの強すぎる妖力を、この勾玉の護符が抑えてくれている。


 これを外したらどうなるか……なんて悠長に考えてる場合じゃない。

 意を決して勾玉を引っ張ると、首にかけていた革ひもがぶつっと音を立てて切れた。


 その瞬間、体の中の熱がぶわっと外に放出され、あたりがその熱で揺らぐ。