また婚約しよ?

そして休み時間。

私はあることを思い出して、最近設置された自動販売機の前に立つ。

えっ〜と、あ、これだ!
私と聖人が遊んでいたとき、聖人のお母さんか、私のお母さんが持ってきてくれたオレンジジュース!

私がオレンジジュースのボタンを押そうとすると、手が誰かの手と重なった。

私より大きい手だ。
あれ…右手の手の甲にほくろ…。

ここの位置にほくろがあるってことは…。

「聖人!!」

私はバッと上を見る。

私の目と聖人の澄んだ色の目がバチッと合う。

「っ…!心愛―。」

あれ?聖人もジュース買いに来たのかな?
気になるから聞いてみよ。
「聖人は何でここに??」

「オレンジジュース買いに来た。」

????
いやそれは知ってんのよ。何でオレンジジュース買いに来たのかが知りたいんだって。

「………好きだったから。」
え?好きだったからあ?

「へぇええ?聖人まだオレンジジュース好きなの〜?」私はちょっと煽ってみる。

「バカ!おい、お前っ!俺が好きなわけねーだろっ!」

おやあ?慌ていてるねえ〜。怪しい…ニヤリ。
私は獲物を見つけたライオンのようにほくそ笑んだ。