《集まりましたね。今から、皆さんに行っていただくのは『キャンディゲーム』です。》
ステージにいる狐面がぱちんと指を鳴らすと、ステージの床から何かが出てきた。
正方形の白いテーブルに、イタリアンとかフレンチでよく見かける、銀色の半円型のふたが置かれている。
《この中に入っているのは、4つの飴玉です。》
狐面がふたを開けると、それがステージの照明を反射して、てらりと輝いた。
《それぞれ、まったく異なる効果を持っています。見た目は同じですが、舐めた瞬間に効果が現れます。飴の種類を紹介しましょう。》
狐面が、白い包み紙に包まれた飴をつまみながら、ひとつひとつ丁寧に飴の種類を説明していく。
《1つ、『自分が失格になる飴』。1つ、『相手が失格になる飴』。1つ、『2人が失格になる飴』。そして最後に、『何も起こらない飴』。このゲームは、二人一組になって行います。ペアはこちら側で指定いたします。》
狐面が言葉を発するたび、体育館に緊張感が満ちていく。
《二人一組の片方だけは、飴の正体を知っています。その方を選択者として説明を進めていきます。》
選択者。聞きなれない言葉に体育館がざわめいた。
《選択者の方は4種類の飴から1つを選び、舐めます。舐めた飴の効果処理が終了した時点で、次のゲームに進みます。最後の1人になるまで、ゲームを続けます》
《不明点があればおっしゃってください。都度都度ルール説明をいたしますので、早速第1ゲームのペアを発表いたします。》



