遠くて近い、あなたの隣で


「まだ仕込み中だよな……」   



居酒屋の入り口を開けようとしたものの
当然鍵がかかっている。


まだ昼の12:00


居酒屋が開店するまでかなりの時間があるが
西尾さんにどうしても頼みたいことがある。




 

「まだ仕込み中なんすよ、すみません」



後ろから聞き覚えのある声がした


振り返ると店主の西尾さんが立っていた。




「あれ!きよらちゃんじゃん!久しぶり!」

「西尾さん、ご無沙汰しています。
まだお店開店していないときに押しかけてすみません」

「とりあえず入って入って〜」

「失礼します…」