期末テストが近づいてきて、
クラスの空気も少しだけ変わっていた。
「やばい、今回ほんと無理かも」
「それ毎回言ってるじゃん」
そんな会話が増えて、
みんな少しずつ焦り始めている。
そんな中。
「図書館で勉強しない?」
あゆの一言で、
放課後に集まることになった。
メンバーは、あゆとみおと、私。
本当はかおるも来る予定だったけど、
『ごめん、お腹痛すぎて無理』
って連絡が来て、今日はお休み。
少しだけ静かな図書館。
最初はちゃんと勉強してたはずなのに、
「ねえ、ちょっと休憩しよ」
って誰かが言って、
気づけばノートは閉じられていた。
「てかさ」
あゆが、にやっと笑う。
「あたし、ゆうまのこと好きなんだよね」
「え、急に!?」
思わず声が出る。
でもその顔、ちょっとだけ照れてて。
「あーやっぱりって感じ」
みおが笑う。
「わかりやすいよね」
「え、そんな!?」
わいわいした空気。
そのまま、みおの方を見る。
「みおは?」
「んー」
少しだけ考えてから、
「……久保田」
一瞬、時間が止まる。
「え、ほんとに!?」
「うん」
ちょっとだけ照れながら笑うみお。
「なんか、優しいし、ちゃんとしてるし」
その言葉を聞いて、
胸の奥が、ほんの少しだけ揺れる。
でも、それはすぐに消えた。
——そっか。
みお、久保田のこと好きなんだ。
「で?」
あゆがこっちを見る。
「めいは?」
ドキッとする。
一瞬だけ、言葉が詰まる。
でも。
ここでごまかしたら、変な気がして。
『加戸とか?』
あの日、自分で送った言葉がよぎる。
——もう、気づいてる。
逃げられない。
私は、ゆっくり口を開いた。
「……加戸」
言った瞬間。
空気が、ほんの少しだけ変わる。
「やっぱりね!」
あゆがすぐに言う。
「え、バレてた!?」
「バレバレ」
みおも笑う。
「よく話してるし」
「あとはさ」
あゆが続ける。
「二人とも、楽しそうなんだよね」
その言葉に、
心臓が少しだけ強く跳ねる。
楽しそう。
そう見えてたんだ。
「てかさー!」
あゆが身を乗り出す。
「いつから!?」
「え、いつからだろ……」
気づいたら、だった気がする。
でも、それを言葉にするのは難しくて。
「最近、だと思う」
そう答えると、
「かわいいじゃん」
って笑われる。
顔が少し熱くなる。
——言っちゃった。
もう、戻れない。
ただの“気になる人”じゃなくて、
ちゃんと“好きな人”として、
言葉にしてしまった。
でも、不思議と。
後悔は、なかった。
むしろ、
少しだけ、すっきりしてる。
自分の気持ちを、
ちゃんと認めたみたいで。
「応援するからね!」
あゆが言う。
「うん、私も」
みおも笑う。
その言葉に、
ちょっとだけ照れながら、
「ありがと」
って返した。
図書館の静かな空間で、
小さな恋バナは、まだ続いていく。
クラスの空気も少しだけ変わっていた。
「やばい、今回ほんと無理かも」
「それ毎回言ってるじゃん」
そんな会話が増えて、
みんな少しずつ焦り始めている。
そんな中。
「図書館で勉強しない?」
あゆの一言で、
放課後に集まることになった。
メンバーは、あゆとみおと、私。
本当はかおるも来る予定だったけど、
『ごめん、お腹痛すぎて無理』
って連絡が来て、今日はお休み。
少しだけ静かな図書館。
最初はちゃんと勉強してたはずなのに、
「ねえ、ちょっと休憩しよ」
って誰かが言って、
気づけばノートは閉じられていた。
「てかさ」
あゆが、にやっと笑う。
「あたし、ゆうまのこと好きなんだよね」
「え、急に!?」
思わず声が出る。
でもその顔、ちょっとだけ照れてて。
「あーやっぱりって感じ」
みおが笑う。
「わかりやすいよね」
「え、そんな!?」
わいわいした空気。
そのまま、みおの方を見る。
「みおは?」
「んー」
少しだけ考えてから、
「……久保田」
一瞬、時間が止まる。
「え、ほんとに!?」
「うん」
ちょっとだけ照れながら笑うみお。
「なんか、優しいし、ちゃんとしてるし」
その言葉を聞いて、
胸の奥が、ほんの少しだけ揺れる。
でも、それはすぐに消えた。
——そっか。
みお、久保田のこと好きなんだ。
「で?」
あゆがこっちを見る。
「めいは?」
ドキッとする。
一瞬だけ、言葉が詰まる。
でも。
ここでごまかしたら、変な気がして。
『加戸とか?』
あの日、自分で送った言葉がよぎる。
——もう、気づいてる。
逃げられない。
私は、ゆっくり口を開いた。
「……加戸」
言った瞬間。
空気が、ほんの少しだけ変わる。
「やっぱりね!」
あゆがすぐに言う。
「え、バレてた!?」
「バレバレ」
みおも笑う。
「よく話してるし」
「あとはさ」
あゆが続ける。
「二人とも、楽しそうなんだよね」
その言葉に、
心臓が少しだけ強く跳ねる。
楽しそう。
そう見えてたんだ。
「てかさー!」
あゆが身を乗り出す。
「いつから!?」
「え、いつからだろ……」
気づいたら、だった気がする。
でも、それを言葉にするのは難しくて。
「最近、だと思う」
そう答えると、
「かわいいじゃん」
って笑われる。
顔が少し熱くなる。
——言っちゃった。
もう、戻れない。
ただの“気になる人”じゃなくて、
ちゃんと“好きな人”として、
言葉にしてしまった。
でも、不思議と。
後悔は、なかった。
むしろ、
少しだけ、すっきりしてる。
自分の気持ちを、
ちゃんと認めたみたいで。
「応援するからね!」
あゆが言う。
「うん、私も」
みおも笑う。
その言葉に、
ちょっとだけ照れながら、
「ありがと」
って返した。
図書館の静かな空間で、
小さな恋バナは、まだ続いていく。


