ゴールデンウィークのある日。
クラスLINEに、ぽんっと通知が来た。
『映画見に行きたいんだけど、だれか一緒行こ。』
ゆうしんだった。
なんとなく、いつもゆるい感じの一言。
でもその言葉に、すぐ何人かが反応する。
『行きたい』
『暇』
『なに観る?』
気づけば、五人になっていた。
私と、かおると、ゆうしんと、
あと二人。
その中の一人が、久保田。
クラスの学級委員。
しっかりしてて、ちょっと真面目で、
正直あんまりちゃんと話したことはなかった。
待ち合わせの日。
「時間ぴったりだね。」
そう言って笑った久保田は、
思っていたよりずっと柔らかい雰囲気だった。
映画館に向かう途中、
自然と隣になる。
「恋音ってさ、意外とノリいいよね。」
「え、どういう意味?」
「もっと静かなタイプかと思ってた。」
ちょっと失礼じゃない?って言いながら笑う。
学級委員ってもっと堅いイメージだったけど、
久保田はちゃんと冗談も言うし、
ちゃんとみんなを見てる。
映画のあと、感想を言い合ってるときも、
「ちゃんと最後まで観ろよ、途中寝てたでしょ。」
ってゆうしんにツッコんでて、
みんなが笑った。
その輪の中に、私もちゃんといる。
前より自然に話せてる気がした。
帰り道。
「またなんかあったら声かけて。」
久保田がそう言った。
ただそれだけなのに、
なんだか嬉しかった。
“クラスメイト”だった人が、
少しだけ“友達”になった気がする。
あの日の映画は、
物語よりも、
そのあとの会話のほうが印象に残っている。
クラスLINEに、ぽんっと通知が来た。
『映画見に行きたいんだけど、だれか一緒行こ。』
ゆうしんだった。
なんとなく、いつもゆるい感じの一言。
でもその言葉に、すぐ何人かが反応する。
『行きたい』
『暇』
『なに観る?』
気づけば、五人になっていた。
私と、かおると、ゆうしんと、
あと二人。
その中の一人が、久保田。
クラスの学級委員。
しっかりしてて、ちょっと真面目で、
正直あんまりちゃんと話したことはなかった。
待ち合わせの日。
「時間ぴったりだね。」
そう言って笑った久保田は、
思っていたよりずっと柔らかい雰囲気だった。
映画館に向かう途中、
自然と隣になる。
「恋音ってさ、意外とノリいいよね。」
「え、どういう意味?」
「もっと静かなタイプかと思ってた。」
ちょっと失礼じゃない?って言いながら笑う。
学級委員ってもっと堅いイメージだったけど、
久保田はちゃんと冗談も言うし、
ちゃんとみんなを見てる。
映画のあと、感想を言い合ってるときも、
「ちゃんと最後まで観ろよ、途中寝てたでしょ。」
ってゆうしんにツッコんでて、
みんなが笑った。
その輪の中に、私もちゃんといる。
前より自然に話せてる気がした。
帰り道。
「またなんかあったら声かけて。」
久保田がそう言った。
ただそれだけなのに、
なんだか嬉しかった。
“クラスメイト”だった人が、
少しだけ“友達”になった気がする。
あの日の映画は、
物語よりも、
そのあとの会話のほうが印象に残っている。


