別にあなたがいなくても。

「好きだよ。」

言えなかったこの言葉がぐるぐる胸を回っていて。

乾いた喉の奥で何度も何度も溶けて消えた。

あなたを好きにならなければよかったのに。

あなたの視線の先を辿らなければよかったのに。

なのに、それでも、あなたの隣にいたいと願っていた。

あなたを見つめるこの瞳に気づいてほしいと願っていた。