事務所内がざわめいている。 同じフロアで働く誰もが私を遠巻きに見て、コソコソと内緒話をしている。 「あんな人、この職場にいたっけ?」 「あれ、臼井さんでしょ?だって臼井さんのデスクにいるもの。」 「どうしちゃったの?臼井さん。」 こんな声が私の耳にも聞こえてくる。 いつもは影の薄い私が、こんなに注目を集めることなんて、きっとこれが最初で最後だろう。 途端に恥ずかしさでいっぱいになる。 ・・・でも、やらなきゃ。