恋愛事情の裏表

今日は任務があるからそっちが最優先だ。
任務というのは殺し屋、chainのことだ。復讐を決めた私を拾ってくれた所。
勿論犯罪組織ではない。
国も警察も関与している。
そんな組織、chainに所属している幹部だ。
名を轟かす程有名な。
コードネームBriarとして。
Briarの意味は茨。
あの人を…父を、茨の様に縛って、苦しませて、殺して。
指名手配犯なのだから、殺して問題ないとボスも言っていた。
ただ逃げるのが上手いのか、裏社会でトップのchainでも見つけられないのだ。
私が必ず見つけ出して—————殺す。
と暫く無表情になっていると。
「沙依ちゃん?どうしたの?」
沙依「あははっぼーっとしちゃってた!」
Briarの私が素だとしても今の私は"明るく元気な佐野沙依"だ。
間違えてはいけない。
ブーブー
ポケットに入っていたスマホが振動し、取り出すとボスから連絡が来ていた。
『今から霧雲流星を殺りにいけるか?なんて言わなくてもお前なら殺るか笑』
『今行く』
私はボスに返信して指名手配犯の殺し屋、霧雲流星【きりくもりゅうせい】を探しに行く為に仮友達にこう伝える。
沙依「ゴホッゴホッごめん、私体調悪いから早退するって伝えておいてもらえるかな…?」
「え!?大丈夫?わかった!お大事にね!」
演技はこういう時に役立つ。