僅かな距離

その時。

職員室の扉が開いた。

同じ学年の教師が入ってくる。

「おはようございます。」

「おはよう。」

簡単な挨拶を交わす。

だが次の瞬間。

相手が何気なく言った。

「そういえば月城先生。」

「ん?」

「最近、月島元気ないですよね。」

月城の視線が上がる。

「やっぱりそう見えますか。」