僅かな距離

月城先生も迷惑なんだ。

そう思った瞬間。

昨日の言葉が頭に浮かぶ。

『俺のこと頼ってよ。』

『助けたいと思ってる。』

優しい声だった。

でも。

もしかしたら全部教師としての言葉だったのかもしれない。

生徒だから。

放っておけないから。

それだけ。

陽依はぎゅっと拳を握った。

そして決める。

もう頼らない。

もう期待しない。

期待したら苦しいから。

信じたら傷つくから。