僅かな距離

陽依は何も言い返せなかった。

頭では違うと思いたかった。

でも。

心のどこかでずっと怖かったことだった。

月城の優しさは仕事だから。

教師だから。

自分が特別なわけじゃない。

もし迷惑だと思われていたら。

もし本当は関わりたくないと思われていたら。

そう考えた瞬間、胸が苦しくなる。