僅かな距離

その夜。

月城は眠れなかった。

あの時の顔が頭から離れない。

助けを求めていた。

間違いなく。

でも、

最後の一歩を踏み出せなかった。

教師として。大人として。

自分は何ができたのだろう。
そんなことばかり考えていた。